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花言葉は~希望を叶える~

受け売り対策

   

いよいよ明日から選挙になりますが、
カジノ問題については、引き続き議論されていくことと思います。

ところで、最近様々なシンポジウムや勉強会に参加していて、
一言どうしても申し上げたいことがあります。
それは、日本のカジノ導入に伴う、ギャンブル依存症対策についてです。

何故、この問題について、これまで関わったこともない人たちが、
「対策はこれでOK」というような話をこうも声も高らかにおっしゃっているのか?
私たちは理解に苦しみます。

それも、殆どが海外の取り組みの受け売りばかりです。
そもそも海外の取り組みがそれほど成功しているでしょうか?
韓国など、自国民カジノOKにしてから、明らかに問題は大きく広まっています。
シンガポールも然りです。

シンガポールなどカジノができてまだ数年です。
対策の真価が問われるのはこれからです。
日本のカジノだって、もし建設されたとしても、
問題が出てくるのは、3,4年後。
その時に、ギャンブル依存症の深刻な問題が浮かび上がれば、
再びカジノ反対運動が盛り上がることだって充分考えられます。

対する日本。
もうすでに十分ギャンブル国家であり、その歴史は何十年にも及んでいます。
そしてですね、ここが重要ですが、
国は対策に無策でしたが、民間レベルでは無策ではありません。

私たちは、試行錯誤をし、進化し続けています。
かつては助けられなかった人たちを、助けることにも成功しています。
プログラムも研究し、広めてきました。
私たちは、援助を受けることなく、小規模で対策を推進してきたんです。
長い年月をかけて、ノウハウを蓄積して来ました。

むしろ民間のギャンブル依存症対策は、
ものすごく進んでいるのではないかと考えています。
ですから、何よりもこの問題に「もっと当事者団体の取り組みを吸い上げて欲しい」と願っています。

むしろ、先進国最後発のIR推進法というのなら、
最後発だからこそできる、
「最新のギャンブル依存症対策を世界に売りつける!」
ぐらいのことをやれると思っています。

私たちなら、そのノウハウと
あらゆることに対するきめ細かい対策を用意できます。
おおざっぱな対策は、シンポジウム等で発表していますが、
ギャンブル依存症問題はそれほど簡単なことでは、
解決できないのも事実です。

「きめ細かい現場のサポート」
これが、今後の明暗を分けると思っています。

経済界の方々は、経済専門にこの問題に取り組まれ、
法整備の専門家は、法整備を。
そしてギャンブル依存症対策はやはり、この問題に長年取り組んできた、
精神科医や我々当事者団体などで取り組んで行く、
役割分担と連携を進めるべきだと考えます。

日本は、既にギャンブル依存症大国なのです。
世界のどの国とも状況は違います。
そして、そこに立ち向かい解決してきた人間はいるのです。
そのノウハウを今こそ生かして頂きたいと願っています。

「当事者団体のノウハウを吸い上げ、連携を強化し、
よりよいギャンブル依存症対策を作る」

これが私たちの悲願です。
益々の連携が進むことを切に願っています。

本日現代ビジネスさんに、
当会代表の田中が手記を発表致しました。
まずは、ギャンブル依存症のリアルな体験を、
ご理解いただくべく、ご一読頂ければ幸甚です。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41233

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